北朝鮮の国家犯罪である薬物の密輸に対する情報交換や取り締まり連携の強化を訴え、勧告の採択を提案した。
これに対し北朝鮮は、最終日の採決直前、在タイ大使館員とESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)代表部員の2人が、突然議場に乗り込んだ。
北朝鮮は会議加盟国でないにもかかわらず、2人は会議事務局に「わが国は国連加盟国であり、会議への参加を拒む理由はない」「議席をよこせ!」などと大声で怒鳴り立て、議場は騒然としたという。
会議出席者によると、「参加国側は北朝鮮側の意向を受け入れ、議席を与えることになり、北朝鮮代表のためにわざわざ席を1つずつずれ、急ごしらえの名札も据えた」という。
北朝鮮の大使館員らはこの席で、「日本の発表は、国際社会での(北朝鮮に対する)名誉棄損である。薬物はわが国でも違法であり、厳しく取り締まっている。日本こそ、しっかり取り締まったらどうか」「日本の勧告案は、わが国を陥れようとする誹謗中傷で、政治的な意図を感じる」などと、約5分にわたり気色ばんだ。
会議出席者は「演説は北朝鮮のテレビアナウンサーのようにヒステリックな調子で、原稿を読み上げていた」と証言。「各国代表は騒然とするやら、あっけにとられるやらで、異様な出来事を楽しんでいる代表団すらあった」という。
結局、勧告案は、心配された中国、韓国、ロシアの反対もなく、全会一致で通過。包囲網の構築が決まった。
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( ^___^)/ 今まで北朝鮮を応援してきた韓国政府の代表は、青ざめた表情をしたんでしょうねぇw