元 慰安婦 文玉珠（ムン・オクジュ）さんの人生
文玉珠さんは、慰安婦（従軍売春婦）として、ビルマに行きました。
彼女は、その後、苦難の人生を歩み 日本政府を相手取り、郵便貯金の返還訴訟を起こすなど
精力的に活動しました。
聞き取り調査と当時の日本人、連合軍の記録から、彼女の歩んだ人生を振り返ります。
今回は、従軍慰安婦になるまでの人生を紹介します。
さて、この本は、慰安婦の証言集である。
慰安婦になるまでの人生
彼女の生い立ちについて、以下の様に述べています。（青字部分その要約）
1924年四月三日 大邱の借家に生まれる。父と母は 働いていたが、決まった仕事は無かった
父は ８歳のときに亡くなり、とても貧乏な暮らしだった。
私立の夜間学校に通っていたが、貧しかったので ３年で中退した。
10歳の時に お手伝いに行き 洗濯や掃除の手伝いをした。お手伝いの仕事は 5年間した。
そのあと（15歳） 靴下工場で働いた。靴下工場では、2から3年働いた。
その後 失業し 家で暮らした。
顔見知りの韓国人に 遠い食堂で働けば、お金が儲かると言われ、行くことにした。
船に乗り 到着したのは ビルマのラングーンだった。そこで「慰安婦」になると聞き びっくりして 昼も夜も泣き通しだった。
この手記を読むと、悪い韓国人に騙されて、慰安婦にされてしまった少女が可哀想になります。時代が生んだ悲劇とはいえ 悲しい出来事です。
さて、彼女の手記は、「ビルマ戦線 楯師団の「慰安婦」だった私」という題名で、９６年刊行されていますので、そちらの記述も見てみましょう。
1924年4月23日 大邱に生まれる。両班の家系であった父は、独立運動に奔走していた。
父は7歳の時に病死し、とても貧しくなった。
12歳の頃 大牟田の料理屋主の甘言に誘われ九州へ行く。下働きをしていたが半年で朝鮮へ帰る。
そして、キーセン見習いになったが、16歳の秋 路上で日本人と朝鮮_人の憲兵、朝鮮_人 刑事に呼び止められ詰所に連行され列車で満州に連れて行かれた。
朝鮮_人 の経営する慰安所で働かされたが、1年後（17歳）逃亡した。
帰郷してからもキーセンとして働いた。
満州時代の仲間に 日本の食堂で働くと儲かると聞き 釜山へ行った。
船に乗り 到着したのは ビルマのラングーンだった。そこで「慰安婦」となると聞いたが、薄々察していたので 驚かなかった。
2つの証言の食い違いがあります。
60年の歳月で、多少記憶が混乱しているようです。
さて、次回は、慰安所での生活についてレポートします。
前スレ【序章】(前スレッドは削除されました）
日本側http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=ttalk&nid=478263&st=writer_id&sw=nisioka
韓国側http://bbs.enjoyjapan.naver.com/tbbs/read.php?board_id=ttalk&nid=478263&st=writer_id&sw=nisioka
寒いですね.
