こんにちは皆さん。今日は私、シエルが日本と韓国のアイデンティティの違いについて説明しようと思います。

　アイデンティティの違い？

　ええ。実は日本人と韓国人、この両者は近い所に住んでいながら両者が持つ思想、民族のアイデンティティ、生活形態…これらは、全く似てません！

　は…？　韓国人と日本人が似てない？

　はい。韓国人はどう考えているのか解りませんが、少なくとも欧米人は日本と韓国、これらを別の文化圏として扱っています。

　でも…韓国語の中に日本語そっくりの発音があったり、同じ意味のものがあったりするけど…？

　ええ。それらは日本の統治時代（韓国人が言うには忌まわしい植民地時代）ですが、日本が文化をもたらしたため、そうなったと考えられています。

　日本からの外来語なのか。じゃあ、元々向こうには無い言葉だったの？

　いえいえ。元々向こうにも日本語と同意の言葉はあったと思いますよ。ただし、それが完全に同意語かどうかはわかりませんね。

たとえば日本語では犬と狸は違う生き物ですが、フランス語ではどちらもChienです。このように、元からあった韓国語が、完全に日本語と同意語の言葉だったとは思えませんね。

つまり、文化圏が同じに見られるようになったのは日韓併合後で、それ以前は欧米諸国は韓国という国があったことすら知りませんでした。

　は？韓国の存在を知らない？

　ええと、厳密に言えば朝鮮半島があるということは知っていました。でも、そこが独立国家だったとは考えていなかったみたいです。

　朝貢属国…つまり、中国の属国と見られていたわけなんだな。

　ええ。もっと酷いものになると、朝鮮半島さえ色分けしていない地図もあります。特に大英博物館には、そのほとんどが「Ｋorea」と書かれた地図ではなく「China」と書かれたものだったようですね。

 

有名教科書と地図　「韓国は中国領土」

英国オックスフォード大の出版社が制作している教科書をはじめ、世界の教育機関、博物館、テレビ局、新聞社、ポータルサイト、百科事典など総３４個の世界有名機関の世界地図５３個が、韓国の領土全体または一部を中国領土に表記していることが分かった。

参照：中央日報

http://japanese.joins.com/forum/board/view.php?no=54777&page=1

大英博物館の博物禄に記載されている内容。

　しかし、こんなことだったら韓国も怒っただろう？自分たちの国が属国扱いだなんて…

　ええ。そりゃあ、怒りましたよ。でも当時の韓国はそう思われても仕方がなかったんです。なぜなら事実、中国の属国でしたからね。

だから、欧米では中国文化圏、日本文化圏という分け方をして学びます。アメリカやイギリスの小学校の教科書にもそう書かれていますね。韓国の名前が出てくるのは、日清戦争によって朝鮮の独立が認められた下関条約以降です。

（※　1997年 James M. Vardaman,Jr）

　じゃあ、韓国文化っていうのは欧米が見るように完全に中国文化なのか？　俺も韓国については、あまり詳しくないから何とも言えないけど…

　いいえ。韓国には韓国の独自の文化が花開いていましたよ。ただ、中国の影響を日本よりも色濃く反映したのは間違いありませんね。

しかし、彼らは民族的なアイディンティティでは日本とも中国とも違うものになりました。

　日本とも中国とも違う…

　はい。でも、韓国のことを説明する前に、まずは日本のことをお話します。

では質問。日本人のアイデンティティの根本となっているものは何だと思いますか？

　日本人のアイデンティティの根本？　何だろう？村社会だったということかな？

　ＹＥＳ。それも正解です！でも、私は日本人のアイデンティティを支えているのは間違いなく島国根性だと思うのですよ。

　………島国根性？

　はい。日本人は閉鎖的で排他的だとよく悪い意味で使われる島国根性ですね。日本は四方が海に囲まれていたため、大陸の人間とは全く違うアイデンティティを持つようになりました。

 

 

　日本人の祖先が初めて日本に渡ってきたのは、氷河期の頃だったと言われています。その後、さまざまな遍歴を経て、日本は現在の国土と国家形態を持つに至りました。

しかし、この日本という土地は自然の実りが豊かである反面、自然災害も厳しい場所です。台風は来る、火山は噴火する。だけど、周りに海があるから災害があっても逃れられない。

そんな場合、人間はお互いに協力し合わないと生きていけません。だから日本人は自然と協調性のある民族になったのですね。

　協調性がある…それは否定しないな。日本人は大陸の人に比べて自己主張をしないことが多い。でもそれは人の和を何よりも大切にするからだ。

　はい。しかし、日本人も自己主張してはいけないというわけではありません。

でも、それはちゃんと自己完結することが条件です。たとえば…

（※　日本人の自己完結とは、他人に迷惑をかけずに自分の責務を果たす行為を言う）

 

　って、切腹かよ！

　あはははは。でも、これも日本人に見られる自己完結型の自己主張です。切腹は主君を諫めるため、あるいは喧嘩している両者を仲直りさせるためにも行われました。

自殺を禁止している欧米人にはちょっと想像がつきませんが、日本人は自分が死んででも集団の和を保つということをとても重要視していました。だから、周辺国の聞かなくてもいい要求もホイホイ呑んじゃうんですね。

集団性を重んじるという思想は、日本人の美点でもありますが、同時に弱点でもあります。

　うぐ…！　たしかにそれは否定できない。

　でも、そのため日本人が信頼できる民族であることは間違いありませんね。国際連盟の会合で、全員一致で新渡戸稲造が事務次長に推挙された理由もよくわかります。

新渡戸稲造 彼の著した「武士道」

　でも、日本人のことはよく理解できたけど韓国の方はどうなんだ？

　日本が島国根性ならば、韓国のアイデンティティの根底にあるのは半島根性と呼べるものでしょうね。

　半島根性？

　はい。日本人が島国に住んでいたから育まれた精神があるのと同様に、韓国人にも半島に住んでいたから育まれた精神というのがあるのですよ。

同じ島国根性を持つ国としてイギリスと日本とが思考形態でかなり似ているのに対し、韓国人の考え方はバルカン半島やイタリアの住民と似ています。

　韓国人がイタリアやバルカン半島の人たちと考えが似ている？どこが？

　事大主義というところがでしょうね。バルカン半島もイタリア半島も古くから文明が栄えた土地ですが、中世以降は周辺の大国の都合でいいように引っ掻き回されました。

 

 

バルカン諸国→トルコ、オーストリア、ロシアに事大

イタリア諸国→神聖ローマ帝国、フランス、スペインに事大

 

　そういえば彼らも事大ばっかりしているな…

　ええ。そして事大に走る彼らは、悪いことは全て他人のせいにする傾向が生まれました。たとえば、こんな感じに・・・

 

 

 

明末清初の時代――

 

　URIの生活が潤っているのは明皇帝様のお陰NIDA！

　秀吉の朝鮮懲罰の時には助けてくれてありがとうございますNIDA。

　URIたちは一生、明の皇帝様に従いますNIDA。

↓明の将軍

　うんうん。宗主国・明に従っていれば悪いようにはしないわ。

 

しかし――

 

↓清の皇帝

　これからは清の時代よ！万里の長城を越えて中国本土に侵攻するわよ！

　うう…国内が乱れている時に外敵なんて運が無いわ。朝鮮よ、宗主国を助けなさい！

 

 

　…明が清に負けているNIDA。

　明は落ち目NIDA。ここは清に味方するNIDA。

　だいたいURIたちは清と一回戦って負けているNIDA。ここは素直に清に従うNIDA。

　でもURIたちはいままで明に味方していたNIDA。今までの責任を清に追及されたら…

　URIたちは戦犯として殺されるかもしれないNIDA…

 

 

さあ、事大のお時間です。

（彼らの意見が180度変わります）

 

　ウ、URIは悪くないNIDA！URIは最初っから明を宗主国とすることに反対していたNIDA！

　URIも悪くないNIDA！明の皇帝なんて悪い奴NIDA！URIは嫌いNIDA！

　今までの行いは全部、明に命令されてやっていたことNIDA！だからURIには責任ないNIDA!

　ちょっと！何、コントやってるのよ？！早く宗主国を助けなさい！

　あ！悪い明の役人を見つけたNIDA！

　今までよくもURIたちを苦しめてくれたNIDAAAAAAA！（大嘘）　許せないNIDAAA！

　へ？　貴方たち、何言ってるのよ？　今まで助けてあげたじゃないの？！

　問答無用OOOOOOOOOOOO！！！！！

　きゃあああああああ！！

 

ざくざくざくっ！

――斬り殺される明の将軍

 

　これでURIは悪くないNIDA！URIはもともと明が嫌いNIDA！

　URIだって悪くないNIDA！

　全部、中国に命令されていたことNIDA！だからURIには責任無いNIDA！

　嘘吐くなNIDA！お前が一番明と親しかったことは解っているNIDA！お前は売国奴NIDA！だから財産没収の上、死刑NIDA！

　売国奴は殺すNIDAAAAAAAAAAAAA！

　AIGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO！

 

――そして。

 

 

 

 

 

 

 

　…とまあ、こんな具合に彼らは自己責任という概念が全くありません。だからこそ半世紀以上も日本の戦争責任を追及できるのでしょうね。ちなみに、彼らには自分たちも戦争犯罪人だったという自覚は、全くありません。

中国のWIKIから転載

　朝鮮籍日本兵…。そういえば昔の日本軍の中には朝鮮系の人がいたとか聞いたな。

　いたなんてもんじゃありませんよ。かなり沢山の韓国人が日本兵として戦っていました。しかも彼らの大半は、志願兵だったということですね。あの駐日大使だった崔氏も自分は昔、日本の志願兵だったと告白しています。

しかも、中には洪思翊将軍など、日本陸軍の指導者層になった人物までいます。

だけど、今の韓国人は、そんなことすっかり忘れています。自分たちは昔から日本の統治を望んでいなかっただなんて嘘を頭から信じているんですね。

　ひどいな…

　ええ、ひどいです。でも彼らがそういう性格になった理由というのも当然あります。つまり、大国の影響が強かったということですね。大国の保護、あるいは支配を受けていたため、彼らにとって他人は競争相手でしかないんです。

例えば、本社の社長に気に入られるため、他の社員が全部ライバルになってしまうのと似ています。

韓国の歴史を見ると本社の社長（中国の皇帝）に気に入られるためだったら、たとえ親でも子でも蹴落としてゴマを擂るという傾向が目立ちます。

会社全体の利益を考えて行動する日本人とは全く逆の考え方ですね。

　…つまり、韓国は個人主義、ということなのかな？

　YES！ そうですね！欧米の評価としては、日本人は集団性が高く論理的思考の元、行動する民族。そして、韓国人は集団性はあまりない代わりに個人としての能力には 恵まれていると見られています。ただ韓国人は感情が強すぎる上、持続力がないので集団性を重んじる会社では、あまり採用されない傾向が見られますが…

 

欧米的な日韓両国民の比較

日本人

集団性がある。論理的。集団のために個を捨てる。ただし少し鈍感な所がある。

韓国人

集団性がない。感情的。個人主義。ただし自己中心的でトラブルメーカー。

 

 

　…とまあ、両国民の比較を出した所で、私の講義はこれで終りです。

日本人、韓国人、そのどちらも違った特性を持ちます。このことを理解して、さらなる日韓友好に努めましょうね。

　…いや、韓国人と仲良くするのは絶対に無理だと思う。