安重根の伊藤博文暗殺をもって、
あるいは、日韓併合をもって、
韓国のナショナリズムや民族意識が萌芽したという意見があるが、
現実的にはそうではない。
現代の韓国人が言う
「日帝が踏みにじった、韓国の民族意識や、文化」に、
果たして当事の韓国人は、どれだけの愛着を持っていたのか?
私のthreadで、こんな発言があった。
「関東大震災は1923年。朝鮮半島の一番大きな独立運動は1919年。
なぜ1923年以降にもっと大きな独立運動が起きなかったの?
戦争中は国家による情報隠蔽や操作があるだろうから無視するとして、
日中戦争が起きる1937年まで何やってたんだ?」
「韓国のキリスト教はWikipediaによれば、「土着的なシャーマニズムとの融合」と指摘されてるけど、
なぜキリスト教なら問題なく、神道(一種のシャーマニズム)との融合はダメなんだ?
不自然だろう。
だってシャーマニズムとシャーマニズムのすり合わせなど、
一神教とシャーマニズムの融合よりよほど単純だ。
で、君の反論である「日本固有の民族的土着的な文化を朝鮮に強要したこと」については、
簡単に反論できるよ。戦争万歳で死んでいった朝鮮半島人は多数いる。
絶対的な敵ではなかったと言うこと。 」
※無断で引用して申し訳ないです。鋭い指摘でしたので。
これに反論があるなら、今後の考察のために、聞かせていただきたい。
結論としては、現在の韓国人の言う、民族意識であるとか、ナショナリズムの基は、
戦後、大韓民国として独立してから確立されたものだと考える。
その結果として、過去に遡って、安重根が英雄として創り上げられ、
明成皇后が「国母」として作り上げられ、
戦前・戦中とは別種の「民族の誇り」なるものが出来上がっていったものと思われる。
なぜなら、日本帝国の敗北をもって生まれた大韓民国は、
日本帝国を認めることは、国家のアイデンティティに関わる問題なので、絶対に不可能だからだ。
日本帝国、日本の否定。
現在の韓国の価値観は、これをベースに形作られ、洗練され、安定していったのだろう。
もちろん、それを維持する歴史認識の教育は優先的に行われるべきものだ。
恐らくこれを読んだ青いIDの人は不愉快なことでしょう。
しかし、少し落ち着いて考え直してみて欲しい。
果たして、日韓併合時の韓国人の意識に、あなた方の言う、
「民族意識、ナショナリズム」なるものが存在していたかどうか?
考えがまとまらないので、長文になりましたが、おいおい纏めていく予定です。